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【メヴィ・ダイエット⑲】カスタマイズのやり方(後編)

2021/11/27
 
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wpmaster
ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

さてここからは、カスタマイズの後編です。

まずは「昼食」からです。

 

さて、まずは「プロテイン」と「MCTオイル」についてです。

この2つは、朝食前と夕方は必ず摂ってもらいたいものですが、昼食は難しいという人もいるかもしれません。

ですが、目標の体重体型に成るために、ぜひ昼食でも摂ってもらいたいと思います。

やり方としては、プロテインはジップロックに小分けにして勤務先に持参して、シェイカーは小さいものを購入。

もしくは、家と仕事先にそれぞれ用意しておくのでもよいでしょう。

マツモトキヨシのオリジナルプロテインをオススメする理由の一つが、100mlで溶けるからです。

少ない水で溶けるので、小さなシェイカーでもうまく溶けてくれます。

それからMCTオイルは、市販の小さなオイルボトル(ガラス製&キャップはポリプロピレン製)に入れて、更に袋に入れて漏れないようにして持ち運ぶとよいです。

プロテインは「昼食を食べる前」に、MCTオイルは「昼食にかけて」摂るようにします。

そしてカスタマイズ後編でも、「最高ライン」と「最低ライン」を設定します。

時間が空いてしまったので、忘れているかもしれませんが、毎日やることを「コレっ!」って決めてしまうと、それができなかった時に、罪悪感や挫折感を感じてしまいます。

ですが、「この幅の中であればOK」としておけば、その日の体調や都合に合わせて、「やれることをやる」ことで、自分の中で罪悪感や挫折感が生まれにくくなります。

その為に「2つのライン」を決めておくこと。

2つのラインとは、「最高ここまでできる」という「最高ライン」と、「今日はできない日だからここまでイイ」という「最低ライン」です。

そして毎日やることは、この2つのラインの間であればOKということにします。

さて、今回の「昼食前のプロテイン」と「昼食時のMCTオイル」の場合も、以前のように週単位で設定しましょう。

『昼食前のプロテイン』―――――――――――――――――――――――――
【理想】:昼食前も毎日プロテインを摂る

【最高ライン】:週に 回、昼食前のプロテインを摂る

【最低ライン】:週に 回、昼食前のプロテインを摂る
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『昼食時のMCTオイル』―――――――――――――――――――――――――
【理想】:昼食に毎日MCTオイルをかけて食べる

【最高ライン】:週に 回、昼食にMCTオイルをかけて食べる

【最低ライン】:週に 回、昼食にMCTオイルをかけて食べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

両方とも、できるだけ【最高ライン】に近づくようにして、【最低ライン】を下回らないようにしてください。

ここでこのプロテインとMCTオイルを摂るか摂らないかで、「夕方以降のお腹の空き具合」や「夕食の量」に影響を及ぼします。

ですから痩せるためには、このお昼のタイミングでもぜひ、プロテインとMCTオイルを摂れるようにしてください。

さて、次にさらに大事な大事な「タンパク質」についてです。

昼食は、タンパク質中心で、それプラス炭水化物を食べます。

以前からお伝えしているように、ダイエットをしていると、よく昼食を減らしてしまう人がいますが、それは絶対に避けてください。

昼食こそ、1日のうちで一番量を多く食べて良い食事です。

ただしだからといって、炭水化物をお腹一杯に食べていては、痩せることはできません。

昼食で食べるべきは、「動物性タンパク質」です。

タンパク質については、「上限」と「下限」というものがありましたね。

ここで改めて、「動物性タンパク質の量」についての目安を書いておきますね。

牛肉100g~150g
豚肉130g~200g
鶏肉85g~130g

マグロ75g~110g
サケ80g~125g
サバ75g~110g

です。

まあダイエットインストラクターの私がいうのはなんですが、こういうのは大体でいいです。

あまり厳密にやろうとすると、途中でストレスが貯まってしまいます。

水のように測りやすいものであればいいのですが、食事の場合は、いちいち測っていられないですよね。

ですから、たとえば外食をした時に、肉なら肉の重さをメニューに数値として載せているレストランがありますよね。

そういう所でその肉を注文してみて、「ああ、100gっていうのは、このくらいの大きさなんだな」と覚えておいて、それを自分の中のモノサシにします。

そして、また違う日にお弁当などで同じお肉の時に、
「ああ、じゃあ今日のお弁当のお肉は100gくらいかな」とか
「この前よりもちょっと小さいから80gくらいかな」という具合に、大体でいいので目視で測ってみてください。

このように、自分がよく食べる肉や魚の見た目や大きさで、大体の重さが分かるようにしておくと、いちいち測らないでもすむので楽にダイエットを進められます。

真面目な方は、「そんなんでいいの?」と思うかもしれませんが、そんなんでいいんです。

一番大事なのは、「いかに楽に続けるか?」なので、ダイエットのルールもできるだけ簡単に、できるだけシンプルにした方がいいんですね。

ですから、
牛肉100g~150g
豚肉130g~200g
鶏肉85g~130g

マグロ75g~110g
サケ80g~125g
サバ75g~110g

大体でいいので、毎回お昼に「動物性タンパク質」を上記の「上限」から「下限」の間の量を食べるようにしてください。

もう一度言いますが、決して、お昼を減らさないようにしてください。

減らすべきは夕食です。

そして夕食を減らすためには、昼食をきちんと食べておく必要があります。

そして食べるべきは、「動物性タンパク質」です。

というわけでカスタマイズにいきたいと思います。

昼食のタンパク質は、今までも食べてはいたと思うので、【今まで】の欄には、今までの昼食ではどれくらいの量の動物性タンパク質を食べていたかを「大体」でいいので書いてみてください。

『昼食時の動物性タンパク質』―――――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:昼食に毎日動物性タンパク質を上限と下限の間の量を食べる

【最高ライン】:週に 回、動物性タンパク質を上限と下限の間の量を食べる

【最低ライン】:週に 回、動物性タンパク質を上限と下限の間の量を食べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一つ注意点ですが、このダイエットでいう「動物性タンパク質」というのは、加工肉を含みません。

加工肉とは、ハム、ソーセージ、ベーコンなど当初は保存期間を長くする為に開発された肉のことです。

現在では、保存期間を長くするのに添加物が多くなってしまっているので、これらは食べることはオススメしません。

もちろん一生食べるなというわけではないですが、習慣的に毎日食べたり、定期的に食べることは止めた方がよいでしょう。

それから、夕食の時間に会食や飲み会などがある場合は、お昼の量を減らしてもOKです。

ただ、そういうのは頻度的にはあまりないと思いますので、そういうイレギュラーは考えずに、上記の最高ラインと最低ラインを決めてみてください。

さて次に、もう一つの動物性タンパク質です。

もう一つの、というのは「卵」のことです。

「卵は1日1個だけ」なんていうのは過去の間違った研究データが広めてしまった迷信です。

現在では、卵は完璧栄養食と呼ばれていて、1日何個までという上限はありません。

それよりもタンパク質が足りていないことの方が大きな問題なので、最低でも1日2個は、卵を食べてもらいたいと思います。

女性の場合は、肉や魚の量を、あまり多くは食べられないかもしれません。

もし肉や魚が、昼食であまり多く食べられないという人は、昼食でゆで卵を食べることで、その分をカバーできます。

なので、ぜひゆで卵を持参して、自然塩を振って、昼食で卵を食べるようにしてください

ゆで卵をもし昼食の時間に食べられなければ、15時の休憩時間などに食べてもOKです。

それではカスタマイにいきたいと思います。

【今まで】の欄には、今までもお昼やおやつの時間に、ゆで卵を食べていたか書いてください。

『昼食時、またはおやつの時間のゆで卵』――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:昼食時、またはおやつの時間に毎日ゆで卵を食べる

【最高ライン】:週に 日、昼食時、またはおやつの時間にゆで卵を食べる

【最低ライン】:週に 日、昼食時、またはおやつの時間にゆで卵を食べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さて、次に昼食時の「炭水化物」にいきます。

炭水化物は、これまで何度もお伝えしてきたように、必ずしも毎食食べなければいけないものではありません。

ですから朝食では食べませんし、夕食でもできるだけ避けてもらいたいと思います。

ただ昼食では、夕食までの時間が空くことと、午後の活動でエネルギーとして消費されやすいので、食べてもOKです。

ただし食べてもいいのですが、問題はその量です。

たとえ昼食でも、炭水化物の量は「カレーなどを食べる大きなスプーンで1~3杯程度」で十分です。

これは一見、糖質制限ダイエットに見えますが、ですがソレとはそもそもの発想が違います。

糖質(炭水化物)を制限するというよりも、炭水化物とタンパク質の「バランスを逆転させる」というイメージです。

つまり今後の昼食では、タンパク質を、炭水化物より、多く食べるようにしてください。

もちろん、今までの炭水化物の量を変えずに、それ以上にタンパク質を摂れ「という意味ではない」ですよ。

今までは、タンパク質はおかずの一つとしか捉えていなかったと思います。

ましてやラーメンやパスタなどの麺類の時は、昼食にタンパク質を摂らない日もあったかもしれません。

片や炭水化物は、ほとんどの昼食で摂っていたことでしょう。

ですがこれからは、このバランスを変えてください。

ほとんどの食事でタンパク質をメインに摂り、炭水化物は今までのおかずのイメージ、つまり大スプーン1杯程度にすることを目指してみてください。

こうすることで、体に必要な栄養を、必要な分だけ摂り、必要がそれほどない栄養は、最小限摂ることで、より痩せやすい体になることができます。

ということで、それを実現する為の「炭水化物について」のカスタマイズにいきたいと思います。

これは週単位ではなく、大スプーン何杯にするかで、最高ラインと最低ラインを決めてみてください。

『昼食時の炭水化物』――――――――――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:昼食時、炭水化物はスプーン1杯くらいにする

【最高ライン】:昼食時、大スプーン 杯の炭水化物を食べる

【最低ライン】:昼食時、大スプーン 杯の炭水化物を食べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※最高ラインに少ない数、最低ラインに多い数を記入してください

この数値は、後々変えることができるので、無理のない数字を入れてください。

今まで沢山の炭水化物を摂っていたのに、いきなりスプーン3杯以下にすることはできないかもしれません。

ですから最初は、無理なく続けられる数字を書いてみてください。

無理なく続けられる小さなステップのことを、ベイビーステップといいます。

例えば、【最低ライン】には、今までの量の3分の2くらいの量を書き込んで、【最高ライン】をスプーン3杯にします。

そして最初の1週間は、最高ラインのことは考えずに、最低ラインを超えることだけに集中してください。

そして1~2週間して、その量に慣れてきたら、さらに3分の2にしてみる。

辛いようだったら、また戻して、また1~2週間したら再度3分の2にトライしてみる。

このように、徐々に炭水化物の量を減らすようにしていってみましょう。

なんでもそうですが、「続けるコツ」は、いきなり大きな変化を起こさないことです。

まずは小さな変化をして、体と心を慣らしてから、徐々に変化をしていきましょう。

さて次に、「間食」にいきたいと思います。

昼食前にプロテインとMCTオイルを摂っておくことで、余計な空腹感が減らせて、間食をしたいという欲求は極力減るはずです。

ただ、人によっては間食で体重が増えてしまった人もいると思いますので、ここも一応チェックしたいと思います。

それから生活の中で15時前後に休憩がとれる環境にあると、何か食べたくなる場合もあると思います。

その時には、午前中同様、ミックスナッツを食べるのが一番の理想です。

ここでの理想は、「食べない」もしくは「ミックスナッツを一掴みか二掴み食べる」のが理想となります。

それから今まで間食をしていた場合は、「何を」「どのくらい」「週に何日」食べていたかを書いてください。

そして、このダイエットを始めたことで、今後はどうしていくかを「何を」「どのくらい」「週に何日」食べるかを書いてみてください。

『昼食と夕食の間の間食について』――――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:何も食べないor ミックスナッツを一掴みか二掴み食べる

【最高ライン】:「何を」「どのくらい」「週に何日」食べるかを書いてください

【最低ライン】:「何を」「どのくらい」「週に何日」食べるかを書いてください
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

間食をしない人の場合は、【最高ライン】も【最低ライン】も「何も食べない」と書いてください。

さて次は、夕食前のプロテインとMCTオイルです。

これは一応、カスタマイズの形式で書きますが、これを摂らないと夕食を減らすことができません。

ですから、この2つをなんとかして夕食の2時間前~30分前の間に摂るようにしてください。

『夕方のプロテインとMCTオイル』――――――――――――――――――――――――【理想】:夕食の1時間前にプロテインとMCTオイルを摂る

【最高ライン】:夕食の 分前にプロテインとMCTオイルを摂る

【最低ライン】:夕食の 分前にプロテインとMCTオイルを摂る
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

摂るか摂らないかではなく、何分前に摂れるかを書いてください。

ここでは最高と最低という概念ではなく、ここで決めた2つの時間の間に摂れればOKです。

逆に、もし夕方にプロテインとMCTオイルが摂れないという場合は、必ずメールで相談をしてください。

その際は、できない理由をできるだけ詳しく書いてお送りください。

そしていよいよ夕食にいきましょう。

これまでたびたびお伝えしてきましたが、夕食のタイミングというのは、

「1日で一番疲れて」いて、

「一番お腹が空いている」タイミングです。

そんなタイミングで食べる食事なので、夕食はどうしても食べ過ぎる傾向にあります。

そして夕食を食べ過ぎると、ダイレクトに体重が増えます。

逆に、夕食を規定量に収められれば、体重は順調に減っていきます。

ですから、一つ前に「夕食の1時間前(理想)にプロテインとMCTオイルを摂っておく」は必ずやるようにしてください。
※できない場合は、メールでご相談くださいね

それができている前提で、この後の【最高ライン】と【最低ライン】を決めていきます。

ちょっとだけ復習すると、夕食は・・・

・量は「少量~中量」

・植物性タンパク質を中心に食べる(動物性も食べてよい)

・食物繊維を摂る

・炭水化物は食べない(もしくは極力減らす)

の4つがメインとなります。

植物性タンパク質のメインは「納豆」「豆腐」になります。

動物性のタンパク質は「卵」です。

そして食物繊維は、「ゴボウ」「生のキャベツ」になります。

もちろんコレ以外でもいいので、下記の中から選んで、全部合わせて「握りこぶし一個」分の量を食べるようにしてください。

「握りこぶし一個」というのは、初めて使用する単位ですね。

量をできるだけシンプルに表すのにはどうすればよいかを模索した結果、重さよりも見た目の「かさ」でお伝えするのが良いと思い使ってみました。

人によって握りこぶしの大きさは違いますが、それはそれで結果的に(身長や性別という意味で)体の大きさに合った量になるので、この表現を使いました。

そして例えば、以前紹介した「キャベツ」「ゴボウ」「納豆」「卵」を混ぜて作る「スーパーダイエットミール」のように混ぜる混ぜないはお好みでいいので、夕食で食べてほしい「植物性タンパク質」「動物性タンパク質」「食物繊維」を記しておきます。

「植物性タンパク質」
納豆
豆腐
枝豆
もやし
大豆類
ブロッコリー

「動物性タンパク質」
卵、
鶏肉
豚肉
牛肉
羊肉
魚介類
※ただしハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉はNG
※肉と魚介類は蒸す、煮る、焼く、炒める、揚げるの順にオススメ度は下がる

「食物繊維」
ゴボウ
キャベツ
じゃがいも
ブロッコリー
納豆
にんじん
ごま
きのこ類
わかめ
のり

これらの中から選んで、全部合わせてギュッとした時に、容量が「握りこぶし1個分」になるくらいの量を食べてください。

全部合わせてギュッとするって、ちょっとイメージ悪いかもしれません。

ですがたとえば、その日夕食で食べる量を全部アルミホイルに乗せて、それを丸めて軽くギュッと握ったとします。

その大きさが、大体握りこぶし1個分になるかを、頭の中で想像してみてください。

それくらいの量に、夕食が収まるのが理想です。

もちろん、これまで食べていた量によっては、いきなり握りこぶし1個の量にはできないかもしれません。

無理して減らして、1日しかできずに挫折してしまっては意味がないので、最初は、これまでの量の3分の2の量から始めてみてください。

昼食で動物性タンパク質をきちんと食べて、夕食の1時間前を目安にプロテインとMCTオイルを摂っていれば、3分の2の量ならば、無理なく実践できるはずです。

そして1週間~2週間経って慣れてきたら、今度はまたその3分の2の量にしてみてください。

さらに1週間~2週間経ったら3分の2の量にして、「ちょっと無理」と思ったら、一旦戻って慣れるのを待ちます。

そして慣れてきたなと思ったら再度トライをしてみて、そうやって少しずつベイビーステップで進めていってみてください

そして、夕食における「植物性タンパク質」と「動物性タンパク質」と「食物繊維」のバランスは、2:1:2くらいです。

動物性タンパク質は、昼食で食べているので少なくてOKです。

逆に植物性タンパク質と食物繊維は、昼食で食べていないので、夕食で食べる量を増やすようにしてください。

それではカスタマイズにいってみます。

ここでは、「植物性タンパク質」と「動物性タンパク質」と「食物繊維」を、ひとまとめに考えます。

理想はこの3つをまとめた時に、握りこぶし1個分くらいの量を食べることです。

ですが、いきなりは難しいと思うので、その場合、「今までの量の 分の1の量を夕食で食べる」という具合に表現してみてもOKです。

もしくは、「握りこぶし2個分くらいの量を食べる」なんて表現の仕方もアリです。

それではいってみましょう。

『夕食のタンパク質と食物繊維』――――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:まとめた時に、握りこぶし1個分くらいの量を食べる

【最高ライン】:握りこぶし 個分くらいの量を食べる

【最低ライン】:今までの量の 分の1の量を夕食で食べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この部分は、もしかしたら2つのラインをどう表現したらいいか分からない人もいるかもしれないので、その場合はメールでご相談ください。

そしてその際は、今までの量と、まずは自分なりの表現で「これくらいなら続けられそう」という2つのラインをお知らせください。

さて、次に炭水化物についてです。

上記のタンパク質と食物繊維ももちろん重要なのですが、痩せるためには夕食で「炭水化物を食べない」、もしくは「できるだけ減らすこと」が一番大事です。

これまで何度もお伝えしましたが、重要なことなのでもう一度書きますね。

炭水化物は、体を動かすエネルギーという役割で食べますが、夕食の後は、あとはリラックスして寝るまでの時間を過ごすだけです。

次の日の午前中の活動は、睡眠によってエネルギーを得るので、夕食で摂る必要はありません。

ですから、炭水化物を食べる理由はありません。

もし食べる理由があるとしたら、夜勤など夕食後にも何か活動をする場合のみです。

もしかするとこれまでの習慣から、どうしても炭水化物を食べたいと思う人もいるかもしれません。

ですが正直に言って、日本人は炭水化物を食べすぎなんですよ。

以前も書きましたが、人間の祖先が誕生して現在までの時間を1日とした場合。

人類が稲作をして穀物を食べるようになったのは、23時58分になってからのことです。

その前までは狩りをして動物性タンパク質を食べて、木の実などから植物性タンパク質を摂って生きてきました。

つまり人間の体は、穀物を摂ることを前提にはできていないという側面があります。

それなのに、1日3食、お米を食べていたら、体がおかしくなるのは当然です。

私は、これまで何百冊と健康や体や心についての本を読んできましたが、毎日3食お米を食べることを勧めている本には、1冊も出会ったことがありません。

そんなことを言っているのは、テレビの世界か、そこに身を置くタレントドクターくらいです。

テレビの世界というのはタブー(言ってはいけないこと)の多い世界です。

ですから、そこに出演しているドクターも、タブーに触れることは一切言いませんし、自身の著書の中でも、テレビの世界と辻褄を合わせています。

そうそう、ドクターといえば、アメリカでは医師がこんなことを言っているそうですよ。

「日本人はお米を食べすぎているから、糖尿病が異常に多い」

当の日本人は、食事が欧米化したからだ、なんてトンチンカンなことを言っていますが、周りからは客観的に見えているのでしょうね。

昔の日本人は、今のように3食とも白米なんて食べていませんでした。

それを戦後、経済が成長するにつれて3食食べるようになり、3食とも白米を食べるようになった。

白米とは糖質です。

糖質を毎日3食食べていたら、そりゃあ糖尿病になるでしょうね。

現在は、成人の6人に1人が糖尿病あるいはその予備軍となっています。

6人に1人ってかなり多いですよね?

国としては大きな問題です。

だけど国は、その犯人がお米だということは、口が裂けても絶対に言えないんです。

なぜなら、そんなこと言ったら、選挙の時の大きな支持地盤である農家さんから、投票してもらえなくなってしまいますからね。

このように、これまで当たり前の習慣になっていたことでも、体に悪いことは沢山あります。

今までそれを知らなかったのなら、それはそれで仕方がありません。

ですが体に悪いということが分かったら、これまでの習慣がどうであれ、それを変えていかないと、傷つくのは自分の体です。

まあ、今回はカスタマイズの回なのですが、夕食の炭水化物をできるだけ止めてもらう為に、まずは炭水化物を食べない理由をお伝えしてみました。

これを知った上で、夕食での炭水化物をどうするかを決めてみてください。

もちろん、いきなり炭水化物を止めてみて、ストレスを感じなければ、それが一番良いのですが・・・

いきなり止められないなら、ここでも少しずつベイビーステップで進めていくことも可能です。

10日とか2週間ごとに、3分の2ずつ減らしていってみてください。

重要なのは「続けられるかどうか」です。

少しずつ無理なく減らしてみて、徐々に炭水化物の量を減らしていってみてください。

そして、夕食の炭水化物も、大スプーンの杯数で測ってみましょう。

『夕食時の炭水化物』――――――――――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:夕食時、炭水化物は食べない

【最高ライン】:夕食時、大スプーン 杯の炭水化物を食べる

【最低ライン】:夕食時、大スプーン 杯の炭水化物を食べる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※最高ラインに少ない数、最低ラインに多い数を記入してください

この数値も、後々変えることができるので、無理のない数字を入れてください。

それから最後に、夕食を食べる時間のカスタマイズをおこないます。

夕食で食べたものが、就寝時になっても胃の中に残っていると、質のよい睡眠をとることができません。

なぜなら、「最初の90分に深く眠れるかどうか」が、睡眠の質を決める「大きな要因」だからです。

そして睡眠の質が良くないと、余計な食欲が湧くだけではありません。

寝ている間に体は作り変えられるので、睡眠の質が悪いと、食事の量を減らしても、なかなか体重が減ってくれなくなります。

ですからぜひ夕食は、就寝時間の2時間前には食べ終わってほしいと思います。

以前、夕食の時間の目安は19時から21時の間とお伝えしましたが、カスタマイズの前半で設定した「就寝時間」の【最高ライン】の2時間前には食べ終わっていることが理想です。

また、もしかすると曜日や会社の繁忙期などによっても、夕食を食べ終わる時間が変わってくる場合もあるかもしれません。

その場合は破線「―――」の下にその旨を書いていただき、特定の遅くなる曜日や遅くなる期間を書いて、その日その時期なりの最高ラインと最低ラインを設定してみてください。

そして、もし就寝時間の1時間半前になっても食べ終われない日が、週に3日以上ある場合は、なぜ無理なのか、その理由をできるだけ詳しく書いて、メールでご相談ください。

その際、もしカスタマイズ前編で就寝時間をまだ決めていない場合は、就寝時間の最高ラインと最低ラインも一緒に書いてお送りください

それではいってみましょう。

『夕食を食べ終わる時間』――――――――――――――――――――――――――――
【今まで】

【理想】:「就寝時間」の【最高ライン】の2時間前には食べ終わる

【最高ライン】:「就寝時間」の【最高ライン】の 時間 分前には食べ終わる

【最低ライン】:「就寝時間」の【最高ライン】の 時間 分前には食べ終わる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この項目ではベイビーステップというよりも、まずは時間を決めて、それが実現できるように午後の活動を調整してもらった方がうまくいくようになります。

「この時間には夕食を食べ終わる」と決めて、じゃあその為には何時に食べ始めて、それを可能にするには、何時に帰宅してという具合に、食べ終わる時間から逆算して、午後の活動を調整してみてください。

残業などでどうしても遅くなる日が多い場合なども、ぜひ相談してもらいたいと思います。

さて、カスタマイズは以上となります。

このメールの『破線「―――」と破線「―――」の間』に、ご自分で無理なくできる数値を書き込んでみてください。

そして書いたらぜひ、私にメールを返信してください。

メールアドレス: mail@smileplanning.net

その際に、質問や不安なことがあれば、最後にまとめてではなく、ぜひ各欄の破線「―――」の後に書いてみてください。

もちろん、各項目に書き込む上で分からないことがあれば、その点についても、いつでもメールでご質問ください。

他にもダイエットを実践していて、体の不調が起きた時にはすぐにメールで相談してください。

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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

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