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【メヴィ・ダイエット㉒】食べたものを効率よくエネルギーに変える1

2021/11/27
 
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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

さて、前回までに痩せるために必要なことをお伝えしてきました。

ただもしかすると、ここまでお伝えしたことだけでは、体重が減らない人がいるかもしれません。

もしくは、ある程度は痩せたけど、それ以上体重が落ちてくれないという人もいるかもしれません。

他にも、これまで何をやっても痩せなかった人、これまで食事量を減らしても体重が減らなかったという人もいるでしょう。

そういう人の体の中では、一体何が起きているのか?

これは簡単にいうと、

「食べたものをうまくエネルギーに変えられない体」になっている、

ということです。

ここまでのマニュアルの内容は、心にも体にも無理なく食事の量を減らす方法をお伝えしてきました

ですが、たとえ食事量が減っても、

「食べたものをうまくエネルギーに代えられない体」のままでは、

体重が減ってくれない、ということです。

簡単にいうとこうです。

◆食べたものがエネルギーに代えられない

◆エネルギーにならなかった分は、ほとんどが脂肪になってしまう

◆エネルギーに代える力が弱い体=脂肪を溜めやすい体

これまでダイエットをして、全く体重が減らなかったり、ある程度減ってもソレ以上は減ってくれないなどの経験がある人。

こういう人は、この「食事をエネルギーに代える力が弱い体=脂肪を溜めやすい体」のままダイエットをしてしまった可能性が高いです。

ですから本当に痩せるためには、この「食事をエネルギーに効率よく代えられる体」になる必要があります。

「なんだよ、だったら最初からそれを教えてくれればいいのに」と思うかもしれません。

気持ちは分かります。

ですが、これまでお伝えしてきたことには、それを先にお伝えした理由がちゃんとあります。

マニュアル通りに進めることによって、この「食事をエネルギーにうまく代えられる体」になるための準備が既にできていることになります。

あとは、ビタミンとミネラルを加えるだけで「食事をエネルギーにうまく代えられる体」になることができます。

さて、この「食事をエネルギーにうまく代えられる」という言い方は、少し長いですね。

短くしたいと思いますが、実はこのことを「代謝力」といいます。

よく「代謝」という言葉は聞くと思いますが、

代謝というのは

「食べたものを、体の中で使えるエネルギーに代えること」

だったんですね。

ここからは「代謝」や「代謝力」という言い方をするので、この言葉が出てきたら、

「食事をエネルギーにうまく代える力」

とか

「食べたものを、体の中で使えるエネルギーに代えること」

という意味だと思ってください。

そして、先ほどお伝えしたように、ダイエットをしても体重が減らせない人、食事の量を減らしても、それに見合うほど体重が減ってくれない人。

こういう人は、この「代謝力」が落ちています。

食べる量を減らした時に、

「減らすものを間違えた」り、

「減らした分の代わりになる栄養を摂らない」と、

代謝力が落ちてしまいます。

代謝力が落ちると、

食事の量を減らしても、

食べたものがエネルギーになってくれずに、

脂肪になりやすくなってしまう。

順番にいうと・・・

食事の量を減らす
    ↓
必要な栄養までカットしてしまう
もしくは栄養が元々足りない
    ↓
食事をエネルギーにうまく変えられない
    ↓
エネルギーに変えられなかった分は、脂肪になる
    ↓
何を食べても脂肪になりやすくなってしまう
    ↓
食事量を減らしても体重が減らない

・・・ということが、体の中で起きてしまいます。

つまり、痩せる為には「代謝力(「食事をエネルギーにうまく代える力)」を高める必要があるということです。

さて、代謝力と聞くと、「基礎代謝」という言葉を思い浮かべるかもしれません。

基礎代謝とは、必要な筋肉(赤筋)をつけることで、寝ている時でも、座っている時でも、常に脂肪を燃焼してくれる活動のことです。

たしかに赤筋を増やすと、基礎代謝力がアップしますし、そこに関しては、次回のマニュアルでお伝えします。

少し余談になりますが、ダイエットに運動を取り入れる場合、食事をエネルギーにうまく代える力(代謝力)がついてからやった方が良いでしょう。

考えてみてほしいのですが、体の中にあまりエネルギーがない、もしくはエネルギーを作るのがヘタなままで運動をしたらどうなるでしょう?

途中で挫折するか、運動をした分のエネルギーを得ようとお腹が空いて、結局動いた以上に食べ過ぎてしまいます。

ですから運動は、この「代謝力」を上げて、エネルギーをうまく作れるようになってから行います。

さて、話を戻しますが、先ほどお伝えしたように、基礎代謝力というのは、筋肉をつける話です。

ですが今回お伝えしているのは、筋肉レベルの話ではありません。

もっと根本である、「細胞レベル」での話です。

しかも筋肉をつけるのと違って、この代謝力を上げる方法は、なんの努力も必要としません。

なぜなら、ただ単に「栄養を摂るだけ」ですから。

栄養を摂るだけで、細胞レベルで代謝力が上がっていきます。

つまり、栄養を摂るだけで、細胞レベルで痩せやすくなるということです。

ただし、その栄養を摂るのに順番があります。

この順番を守らないと、せっかく栄養を摂っても、栄養がうまく活かせないので、ぜひ順番を守って摂るようにしてください。

さて前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

まずは肝心の「エネルギーって何?」という話をしたいと思います。

よく誤解されやすいところでいうと、カロリーや炭水化物が、人間の体を動かすエネルギーだと思っている人が多いように思います。

加工された食べ物の裏面に「栄養成分表示」というモノが記載されていますよね?

そこには「カロリー」のことを「エネルギー」と表示しています。

なので多くの人が、体を動かすエネルギー=カロリーだと誤解しているように思います。

ですがカロリーとは、ただの熱量の基準です。

ですから、本当に体を動かす為のエネルギーは別のものなんですね。

また、体のエネルギーと聞くと、もう一つ、炭水化物を思い浮かべる人もいるかもしれません。

たしかに炭水化物は、体を動かすエネルギーになります。

ですが炭水化物(糖質)は、詳しくはこの後にお伝えしますが、実はとても効率の悪いエネルギーです。

効率の悪いエネルギーな上に、実は栄養ドロボーでもあります。

こちらも詳しくは後ほどお伝えしたいと思います。

そして実際のところ、体を本当に動かしているのはカロリーでも炭水化物でもなく、

「ATP」

という物質です。
※ATP⇒アデノシン三リン酸(アデノシンさんリンさん、adenosine triphosphate)

「車でいえばガソリン」、「機械でいえば電気」の役割、それが「人間でいうところのATP」になります。

つまり、体を動かすエネルギーがATPだと憶えてください。

ATPの役割は多岐に渡ります。

「体を動かす」「頭を使う」「呼吸をする」「心臓を動かす」「食物を消化吸収する」「各種ホルモンを合成する」「タンパク質を合成する」

これら全てにATPが必要です。

ATPが少ないと・・・

・代謝がうまくいかず痩せにくい体になる
・頭にモヤがかかった感じがずっと続く
・いつも疲れを感じている
・朝起きられない
・不定愁訴(原因の分からない体の不調)

そしてもっと悪くなると、あらゆる慢性疾患が起きる。

更にいうと、ATPが作れなくなる状態のことを「死」といいます。

つまり人間が生きていく限り、ATPをずっと作り続けているということです。

そしてこのATPの量が多ければ、何歳になっても体の好調を維持できて、適切な体重でいることができます。

逆に少なければ、たとえ若くても体は不調をきたし、ダイエットをしても効果が現れにくくなるということです。

そしてじゃあどうやってATPを増やせば良いのか?についてですが、まず必要なのは「タンパク質」です。

まずはタンパク質から摂り始めます。

ATPは、体中の約37,200,000,000,000個(約37.2兆個)ある「細胞の中」で作られます。

つまりどこかの臓器で作られるのでなく、体中の細胞の中でそれぞれ作られるということです。

更にもう少し具体的にいうと、細胞の中の「ミトコンドリア」の中で作られます。

そしてミトコンドリアは、細胞内での数が多ければ多いほど、その質が向上します。

つまりミトコンドリアの数を増やせば・・・

「ATPが作られやすくなる」
    ↓
「エネルギーが沢山できる」
    ↓
「食べたものが脂肪になりにくくなる」
    ↓
「食べたものがエネルギーとして使われやすくなる」
    ↓
「体重が減っていく」

・・・ということです

ですからまずは、細胞内のミトコンドリアの数を増やすことが、

「代謝力を上げる」(食べたものが脂肪になりにくくする)為の

第一段階です。

さて、ミトコンドリアの数を増やす為には、その材料になるものが必要ですよね。

じゃあ何が材料かというと、それがタンパク質なんですね。

このダイエットでは、最初に「余計な空腹感をなくすため」という目的で、

タンパク質(プロテイン)を摂ってもらっています。

ですが実は、もう一つ目的があったわけです。

そう、ミトコンドリアを増やして、

食べたものが脂肪になりにくくする為の第一段階を、

先にクリアしておく。

その為に、ダイエット開始当初からプロテインを摂ってもらっていたのです。

ミトコンドリアは、2週間~3ヶ月(これまでの長年のタンパク質の摂取量不足によっては、もっと長くかかる場合もあります)で増えていきます。

ですからまずはプロテインを2週間以上飲み続けてください。

そして2週間以上経ったら、次の段階に進むことができます。

ちなみに、これまでもお伝えしましたが、これまでタンパク質の摂取量が不足していた人は、「タンパク質を摂取する力」自体が弱まっています。

具体的には、胃の消化液もタンパク質で作られているので、胃の消化液の量や質が十分でない場合があるということです。

ですからもし、プロテインを飲むとお腹の調子が悪くなるというは人は・・・

まずは水の量を100gの半分の50gにして、

プロテインの量を規定数(スプーン2杯)の半分の1杯

にして始めてみてください。

それでもお腹の調子が悪くなるのであれば、最初はもっと減らすか、以前の質疑回答でお伝えしたWPCに変更してみてください。

どちらにしても、プロテインは飲み始めてもらいたいので、もしうまくプロテインが飲めないという人は、ぜひメールで相談をしてくださいね。

また、プロテインやサプリメントのような精製・抽出されたものは体に入れたくない、という人が未だにいるかもしれないので、先にその話をしておきましょう。

この場合の考え方ですが、これも以前言いましたが、プロテインは人類の英知の結晶です。

人類は、楽に遠くに行くために、車や電車や飛行機を開発して、現代はその恩恵を多くの人が受けています。

また、遠くで起きていることを目の前で見せてくるテレビなども、人類の英知の結晶の一つでしょう。

現代では多くの人が、車や電車に乗り、テレビを毎日見ています。

つまり人類の英知の結晶の恩恵を、抵抗なく受けているということです。

ですが、食べ物のことになると、急に「口に入れるのなら作られたものではなく、自然のものが」という人が結構多くいます。

でも自然のものってなんですか?

森の中に生えている野草ですか?

森の中で捕まえてくる動物ですか?

肉だって野菜だって、魚だって米だって、今は全て管理されて作られています。

そしてそれは悪いことではなく、飢えて死んでしまう危険から、人類を救った人類の英知の結晶なのです。

ただし、そのことについてのデメリットもあります。

作物をつくる土地は痩せてしまい、家畜や魚も、本来食べるものではないものを与えられて育っている。

ソレ故に、従来よりも栄養が少ないないものが増えてしまいました。

もう一方で、現代社会はやらなくてはならないことが増えましたよね?

朝起きてから夜寝るまで、やらなければならないことに追われている。

一説によると、「鎌倉時代の人間の一生分の情報量」を、「現代の人間は3日で処理している」そうです。

それくらい情報の量が多く、スピードが速くなっている。

鎌倉時代に遡らなくても、ほんの50年前と比べても、今の世の中の情報量とスピードは大きく違っているのは、誰の目にも明らかです。

昔であれば、手紙で何日もかけてやり取りをしていたものを、今は一瞬で送って一瞬で受け取れる。

見たいものが見たい時に見られるけど、その分、やらなければならないことが増えた。

そして、それだけスピードが増して、やることが増えているのに、人間の食べているものの栄養は少なくなっている。

「食べ物の栄養は減っている」のに、体は酷使させられて「毎日クタクタ」になっている。

ですから近年、体の不調を訴える人が多いのではないでしょうか?

そしてその「栄養減」と「毎日クタクタ」の両方を解消できるものがあります。

それが、人類の英知の結晶である「プロテイン」やビタミン・ミネラルの「サプリメント」です。

栄養をギュッと小さく詰め込んであり、経済面でもかなりお得です。

もし食事だけで、必要なタンパク質を摂ろうと思ったら、牛肉ならば最低でも毎日400g食べ続けなければなりません(体重60kgの人の場合)。

それって毎月の食事代がいくらになりますか?

必要な鉄分は、ほうれん草で摂るなら、1日バケツ4杯分を食べなければなりません。

それって、現実的に食べられないですし、もし食べようと思ったら、こちらもかなり高くつきます。

つまり量的にも経済的にも、食事から必要な栄養を摂るのは、かなり難しいです。

でも必要な栄養を摂っていないから、

体の不調は起こるし、

ダイエットをがんばっても

それに反応する体になってくれない。

そういう「健康」と「スリム」という2つの大きなメリットがあるのに、

「自然のものじゃないから」という理由で

プロテインやサプリメンを切り捨てるのは、

非常にもったいないと思うんですよね。

まあ、あまり長々と言っても仕方がないことなので、この辺でやめておきますが、

もしそれでもプロテインやサプリメンに抵抗があるという人は、ぜひメールで相談をしてみてください。

話を先に進めますが、長く脱線したので、もう一度話の根本をお伝えします。

食べたものは、エネルギーとして使われないと脂肪になってしまう
      ↓
痩せにくい人は、食べたものをエネルギーに変える力(代謝力)が弱い
      ↓
代謝力が弱いまま食事の量を減らしても、ダイエットの効果が出ない
      ↓
だから食べたものがエネルギーになりやすい体になろう

・・・ということでしたね。

そして人間の体に使われるエネルギーは、ATP(エーティーピー)と呼ばれています。

痩せにくい人は、このATPがうまく作れずに、食べたものが脂肪として体に残りやすくなっている。

だから食事の量を減らしても、体重が減ってくれないというわけです。

そして、どうすればATPをうまく作れるようになるかというと、

まずATPは特定の臓器ではなく、体中の各細胞の中で作られているということ。

もっと具体的にいうと、細胞の中のミトコンドリア内で作られるということ。

そしてミトコンドリアは「量が増える」ことが「質が上がる」ということ。

だからまず一番最初にすることは、このミトコンドリアの量を増やすこと。

じゃあミトコンドリアの材料になるのは何のか?

それはタンパク質である。

そして十分なタンパク質を摂るために、

食事からだけでは不十分なのでプロテインを利用すること。

ここまでが第一段階です。

そして、次に必要なのは「鉄」と「マグネシウム」です。

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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

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