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【メヴィ・ダイエット㉓】食べたものを効率よくエネルギーに変える2

2021/11/27
 
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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

そして、次に必要なのは「鉄」と「マグネシウム」です。

実は月経のある日本人女性のほとんどは、この「鉄」が不足しています。

鉄が不足するとどうなるかというと、まずは酸素の供給がスムーズに行われなくなります。

ATPを作るメインの代謝は、好気性代謝(空気を好む代謝)という酸素を必要とする代謝です。

つまり体の中に鉄が少ないと、酸素がうまく運ばれず、つまりはATPがうまく作られず、やはり食べたものが脂肪になりやすくなります。

あとはATPをつくる段階において、ATPの材料が必要になりますが、その中に鉄も含まれています。

つまり2つの意味で、ATPをつくるには、鉄が必要だということですね。

最近は鉄の重要性が認められてきて、「もっと鉄を摂りましょう」という本や情報が少しずつ増えてきました。

ただ、その情報に少し補足をすると、鉄を単体で摂ってもうまくいきません。

第1段階としてお伝えしたように、まずはタンパク質を摂り、消化酵素を増やしてからでないと、鉄の消化吸収がうまくいかないんですね。

鉄剤を飲んだけど胃がムカムカして続かなかったという人は、案外多いようです。

ですからまずはプロテインを飲み、2週間程度経って消化酵素が増えてから、それから鉄剤を飲むようにします。

その間に、ATPを作り出すミトコンドリアの数も増えるので、まずはタンパク質を2週間以上続ける。

そして次の段階として、「鉄」のサプリメントを摂るようにしてください。

先ほども言いましたが、鉄を食事から摂ろうとすると、ほうれん草でいえば、バケツ4杯分を毎日摂らなければ、十分な量を摂ることができません。

ですから鉄はサプリメントから摂りますが、その際は「キレート鉄」を選んでください。

なぜか日本で売られている鉄剤は「ヘム鉄」が多いのですが、「キレート鉄」の方が「吸収率」も「効果」も大きいので、「キレート鉄」を摂るようにしてください。

オススメの「キレート鉄」は以下のものです。

■Now Foods, 鉄36mg、90粒
 https://iherb.co/HbhnGS4

これを1日1粒からはじめて、

1週間経ったら2粒に、

2週間経ったら3粒に、

という具合に徐々に増やしていってください(3粒まで増やしたら、それをずっと続けていきます)。

鉄剤は、夜に摂るのがオススメです。

ちなみに、男性の場合は、ほとんど鉄は不足していないので、改めて鉄のサプリメントを摂る必要はありません。

ただし男性でも、この後お伝えする「鉄が不足するとどうなるのか?」の中で当てはまるものがあれば、鉄剤を1~2粒飲み続けるようにしてください。

女性の場合は、毎月の生理であったり、出産などを経て更に鉄が不足してしまうので、必ず3粒まで増やしてください。

また、閉経後も、それまで鉄が不足していたはずなので、まずは3粒まで増やして、それを継続してみてください。

鉄の止め時ですが、女性の場合、生理があるうちはずっと3粒摂り続けます。

閉経後と男性は、血液検査をして「フェリチン値」を調べてもらうと止め時が分かります。

フェリチン値が、女性は150程度、男性は200程度になるまで継続してみてください。

ただしフェリチン値は、通常の血液検査では検査項目に入っていない場合が多いです。

ですから検査を受ける際は、フェリチン値まで測定してくれるかを確認して受けるようにしてください。

ちなみに、分子栄養学を学んでいない医師の場合、「フェリチン値が高いと危険だ」という医師がいるかもしれません。

ですが実は、医師になる勉強をする過程で、

「栄養に関する勉強は一切してきていない」ので、

この分野に関してはたとえ医師であろうと無知である場合が多いです。

私達は、医師は体のことを何でも知っている専門家と思いがちですが、そうではありません。

あくまで医師は、病気や怪我の対処療法の専門家であって、「根本治療」の専門家ではないのです。

ですから病気になった時の食事について質問をしてみても、未だに「カロリーを抑えた食事をして」とか「塩分を控えて」などと、旧態然としたアドバイスしかできないのです。

カロリーというのは、あくまで食事の中の熱量のことです。

その食事が体の中に入ってから、どのように機能するかは、カロリーとはほとんど関係がありません。

タンパク質のように、体を修復する為の栄養は、たとえカロリーが高くても摂らなければなりません。

脂質のように、たとえカロリーが高くても、それが体を動かすエネルギーになるのであれば、必要な量は摂らなければならないのです。

それから自然塩であれば、控えるどころか積極的に摂る必要があります。

鉄についても、医師であり、分子栄養学の専門家でもある藤川徳美先生がおっしゃるには、

「フェリチン値100ではまだ不足」

「なぜなら臨床を重ねた結果、100に到達して鉄剤をやめると、その後に不調になる人が多く出た」

とのことです。

それに生理のあるうちは、鉄剤を飲み続けても、なかなか100は超えないそうです。

つまりそれくらい不足しているということですので、安心して鉄剤を飲み続けてもらいたいと思います。

ただそうは言っても、サプリで鉄を摂るということに対して、もしかすると鉄の過剰摂取を心配する方もいるかもしれません。

ですが、血管に直接打つ鉄剤注射ならいざ知らず、経口投与(口から飲むこと)された鉄剤は、必要な分だけが結合して吸収されます。

ちなみに、藤川先生がこれまでキレート鉄を4000人以上の患者さんに投与してきたそうですが、鉄過剰症になった人は一人もいないとのことなので、安心して鉄剤を飲んでもらいたいと思います。

それからこれは余談ですが、先ほど「月経のある日本人女性のほとんど」と書きました。

では海外はどうなのでしょう?

例えばアメリカなどは、まず年間で日本人の3倍以上の肉を食べています。

肉には鉄分が多いので、まずはこれだけでも日本人よりも多く鉄が摂られています。

しかも、アメリカ人はパンを多く食べます。

このダイエットでは、パンの恐ろしさをお伝えしましたが、アメリカではグルテンフリーのパンが数多く売られています。

グルテンフリーのパンは、小麦のデメリットが少ないパンですが、日本でもまだあまり出回っていません。

それはさておき、パンの原料は小麦粉ですよね?

そしてアメリカの小麦粉には、予め「鉄分が添加」されているそうです。

なぜそうなったのか?

これは1800年代後半から1900年代にかけて、あることが理由で、そのような処理をするようになりました。

この時代、アメリカで糖質精製技術が普及して、多くの企業や店が、こぞって甘いものを製造販売して、アメリカ中で甘いものが食べられるようになりました。

ただ、この後に詳しくお伝えしますが、実は甘いもの(糖質)というのは、体の中でエネルギーに変わる際に、ビタミンとミネラルを大量に使ってしまうんですね。
※鉄もミネラルの一種です

ですから甘いものが普及したことによって、多くの人がビタミン・ミネラル不足に陥ってしまいました。

今は鉄の話なので、ミネラルのうち「鉄」が不足するとどうなるのか?をお伝えすると・・・

・イライラしやすくなる
・集中力が低下する
・神経が過敏になる
・ささいなことでキレやすくなる
・立ちくらみ、めまいがする
・耳鳴りがする
・偏頭痛が起きやすくなる
・関節や筋肉の節々の痛み
・腰痛になりやすくなる
・喉に違和感を感じる
・重度の冷え性
・朝なかなか起きられない
・疲れがなかなかとれない
・ちょっとしたことでアザになりやすい
・コラーゲン劣化で肌、髪、爪に艶がなくなる
・シミになりやすくなる
・大人ニキビや肌荒れができやすくなる
・不妊
・下痢
・脳の機能障害

こういったことが1900年代前半のアメリカ人に起きたわけですが、このうちのいくつかは、現代に生きるあなた自身にも起きていることではないでしょうか?

そしてこのような国民の 危機にひんして、1942年、アメリカ保健局(当時)がついに動きました。

保健局は、このような通告をしたのです。

「全米に流通する全ての小麦粉に、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、鉄を添加することを義務付ける」

このような通告をアメリカ全土に出しました。

ほどなくして、アメリカでは鉄欠乏による上記の症状は激減したそうです。

そして同じく製糖技術の普及により同様の問題が起きていたヨーロッパ諸国はどうしたかというと・・・

アメリカに習い小麦粉に栄養を添加するようになり、

同じく甘いものを摂ることによって起きていた国民の症状は激減したそうです。

さて、日本はどうしているのでしょう?

日本でも戦後、糖質精製技術は進化して、甘いものが普及しましたよね?

もう今の世の中、そこら中、甘いものだらけですよ。

もう一度言いますが、糖質を代謝(エネルギーに代えること)するのに多くの「ビタミン」と、鉄を始めとした多くの「ミネラル」が使われます。

つまり甘いものを食べれば食べるほど、体の中のビタミンとミネラルは減っていく。

そして、鉄欠乏症の症状だけでも、上記に挙げたような体の不調が起こるのです。

当然、国としてなんらかの対策はしていると思うじゃないですか。

・・・ところが日本では、まったく何の対策もされていません。

日本の政府も厚生労働省も、何の対策もしていません。

べつに小麦粉に何かを添加しろと言っているわけではないんですよ

ですが上記の症状に加えて更に・・・

・アトピー性角結膜炎
・下痢や便秘を始めとした消化器官の不調
・偏頭痛
・発達障害
・落ち着きがない
・人の話しが聞けない、理解できない
・キレやすい
・などの体の不調と心の不調

これら全ての原因が、ビタミン&ミネラルの不足で起きているのに、日本では何の手だても打っていない。

そのことに、かなり腹立たしさを感じています。

結局、国が何もしないというのであれば、自分の身は自分で守るしかありません。

さいわい「分子栄養学」について知ることができた私は、自分自身のことはもちろん、知り得た情報を私のできる範囲でお伝えしています。

ちなみに、日本に輸入されている小麦粉は、アメリカからのも多いですが、日本に入ってきている小麦粉には、ビタミンやミネラルは添加されていないそうです。

そりゃあそうですよね、自国の国民を守るのがアメリカ政府の目的なので、輸出用に栄養を加える必要はありません。

やっぱり、自分の身は自分で守るしかないのです。

さて、「鉄」の次に必要な「ミネラル」がもう一つあります。

それが「マグネシウム」です。
 
マグネシウムも、体の中で補酵素となり、エネルギーであるATPの材料になります。

マグネシウムを摂り、

ATPを作りやすくすることで、

食べたものが脂肪にならずに、

効率よくエネルギーとして使われます。

マグネシウムは、鉄を摂り始めて1週間したら摂り始めてください。

鉄やマグネシウムがないと、ビタミンがうまく働いてくれないので、まずは鉄を摂って、その後にマグネシウムを摂り始めます。

さて、どうやってマグネシウムを摂るかをお伝えする前に、

ATPの材料になること以外に、マグネシウムが足りないと何が困るのかについても少しお伝えしておきます。

マグネシウムが不足すると・・・

・心臓病
・糖尿病
・ガン
・脳卒中
・骨粗しょう症
・関節炎
・喘息
・腎結石
・偏頭痛
・月経前症候群
・足やまぶたの痙攣
・こむら返り

・・・などを引き起こします。

人にもよりますが、心臓病やガンと聞いてもあまりピンと来ないかもしれません。

ですが喘息や偏頭痛、月経前症候群やこむら返りなどはいかがでしょう?

特に「偏頭痛」などは、多くの人が抱えている問題でありながら、「自分はそういう体質だから」と自分で自分に言い聞かせて、痛くなったら薬を飲むという対処療法でしのいでいるのではないでしょうか。

ですが、先天的(生まれつき)のものとウィルス性のものを除いて、

ほとんどの体の不調は、必要な栄養が不足していることで起きています。

逆にいうと、先天的(生まれつき)のものとウィルス性のものを除いて、

ほとんどの体の不調は、必要な栄養を摂ることで、改善または完治することができます。

まあ、これはダイエットからは外れる話なので、あまり詳しくはしません。

ですが今回お伝えしている内容は、元々「分子栄養学」や「メガビタミン健康法」と呼ばれているものです。

ダイエットとの関係でいえば、

例えばダイエットの最中に偏頭痛や月経前症候群の痛みがあったら

ダイエットのことなんて、どうでもよくなっちゃいますよね。

それが定期的に起きていたら、ダイエットの成功率って下がると思いませんか?

ですからそういう意味でも、やはり必要な栄養を摂ることって、とってもとっても大事なことなんですね。

さて、そしてマグネシウムをどうやって摂るかについてです。

マグネシウムに関しては、サプリメントはあまりオススメしません。

なぜかというと、一度に高濃度のマグネシウムを体に入れても、うまく吸収してくれないからです。

マグネシウムをうまく吸収するには、濃度の低い状態で摂取することが必要です。

濃度の低い状態というのはどういうことかというと、「食べ物からの摂取」と、あとは「皮膚からの摂取(経皮吸収)」です。

ですからここでは、マグネシウムを摂るために、毎日「食べてほしい食事」と「経皮吸収の方法」についてお伝えします。

まずは食べ物からの摂取ですが、マグネシウムが多く含まれている食事は以下のものです。

・玄米

・ミックスナッツ(アーモンド・カシューナッツ)

・豆腐(にがりを使用しているもの)

・納豆

・ごま

・サバ

・サーモン

・自然塩

ということで、お昼に食べるお米は「玄米」にすることをオススメします。

また、既にお伝えしていますが、空腹時にはミックスナッツを摂ってくださいね。

それから、納豆が好きな人は納豆を。

嫌いな人は、豆腐を1日半丁でいいので、食べるようにしてみてください。

ごまは、例の業務スーパーのゴボウサラダの中に入っています。

それからサバは、サバ缶を利用すると摂りやすいですね。

サーモンは、お刺身を選ぶ時にサーモンが多い物を選んでみてください。

そして自然塩は、水に混ぜて摂るようにしてください。

最初は味がするかしないかの量でいいのですが、慣れてきたらもう少し量を増やしてみても良いでしょう。

自然塩は、摂りすぎても自然に体から排出されるので、少し多めに摂っても大丈夫です。

食事からのマグネシウムは以上となります。

ちなみに、便秘薬で「酸化マグネシウム」というのがありますが、あれはあくまで便秘薬です。

今回必要としている代謝の為のマグネシムとは別物ですので、ご注意ください。

さて、それから次に「経皮吸収」についてです。

「経皮吸収」というのは、その名の通り「皮膚を経由して吸収すること」です。

例えば、顔につける化粧水などは、この経皮吸収を利用しています。

そしてマグネシウムは、この経皮吸収で吸収するのがとても効果的です。

やり方は2通りあります。

まず一つ目は

■マグネシウムクリーム

または

■マグネシウムオイルスプレー

です。

これらを、もし痛みがあれば「痛みがある部分」に。

もし痛みがなければ「筋肉のある部分」に塗布してください。

このやり方の利点は、手軽にできることです。

この後にお伝えする二つ目のやり方である「エプソムソルト」「マグネシムフレーク」ですと、20~30分はお風呂につかる必要があります。

お風呂好きの人なら、こちらがオススメですが、そうでない人には「マグネシウムクリーム」または「マグネシウムオイルスプレー」がオススメとなります。

それぞれのオススメは以下のものですが、アイハーブやAmazonなどでご自分に合うものを探してみてもよいでしょう。

【マグネシウムクリーム】
■MG Balmマグバーム(国産)
 https://amzn.to/2YSKNZZ

■Kirkman Labs, 硫酸マグネシウムクリーム、113g
 https://iherb.co/L4sZeVo

【マグネシウムオイルスプレー】
■LIFE-FLO, 100% ピュア マグネシウム オイル[海外直送品]
 https://amzn.to/3p0OPKs

■Now Foods, マグネシウムトピカルスプレー、237ml
 https://iherb.co/u6XwTCz

先ほど「痛みがある部分や筋肉のある部分に塗布する」とお伝えしました。

痛みがある部分とは、たとえば「ヒザ」や「肩」や「首」などです。

偏頭痛の時には、痛みに近い肩や首に塗ると良いでしょう。

ただし、マグネシウムは塗布すると、眠気に襲われることがあるので、塗布する時間は基本的には夜がオススメです。

また、塗った時のベタつきや肌のヒリヒリ感が気になる場合は、入浴の30分前に塗布してみてください。

塗ってから入浴までの間に皮膚から吸収されるので、その後に入浴して洗い流しても大丈夫です。

それに眠気がきても、夜なので、そのまま寝てしまえばよいわけです。

それによって睡眠の質も良くなるので、一石二鳥となります。

それから、次に入浴時に「エプソムソルト」「マグネシムフレーク」でマグネシムを摂る方法についてお伝えします。

先ほどお伝えしたように、この方法はお風呂に20~30分つかっている必要があるので、お風呂好きの方にオススメです。

20~30分といっても、出たり入ったり、もしくは半身浴も含めて20~30分でいいので、あまり真面目に考えずに、リラックスして入るようにしてください。

オススメは以下のものです。

■White Egret Personal Care, エプソムソルト、ラベンダー、454g(16オンス)
 https://iherb.co/2yuGRam

■Life-flo, ピュア・マグネシウム・フレーク, 2.75ポンド (44オンス)
 https://iherb.co/nmfCyMG

さて、以上が「鉄」と「マグネシム」についてです。

ここまでを軽くまとめると・・・

①タンパク質で、ミトコンドリアを増やしました。

②鉄で、酸素を取り入れやすくしました。

③さらに鉄とマグネシムは、ATPを作るための補助をするミネラル(補因子(ほいんし))です。

ちなみに、補助といっても、この補因子がないとATPが作られる確率は、かなり下がってしまうので、欠かすことのできない栄養だと思ってください。

そして、ここまでが第二段階です。

ミネラルを摂り始めて、1週間~10日ほどしたら、次の第三段階へと進みます。

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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

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