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【メヴィ・ダイエット⑨】「食べすぎ」と「食べてるものの問題」について

2021/11/27
 
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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

さて、まず今回一番お伝えしたいこと、つまりあなたは「食べすぎている」ということと、「食べてるものに問題がある」ということです。

ダイエットをしようと思うくらいですから、恐らく「食べすぎている」のは自覚しているかもしれません。

ただ、その自覚よりも実際は食べすぎている、という話からしたいと思います。

実はほんの150年前まで、日本人は1日2食しか食事を摂っていませんでした。

150年前に何があったかというと、明治維新です。

もっと正確にいうと、「開国」ですね。

それまでの日本文化一色だった中に、西洋の文化や習慣が一気に雪崩込んできたのが「開国」です。

それによって日本人の生活は一変しました。

特に変わったのが「食事」です。

開国を期に、日本にそれまでなかったモノや文化がどっと押し寄せてきました。

その中の一つが、朝食を食べる習慣です。

江戸時代以前、日本人は朝食を食べていなかった、もしくは1日2食だったと言われています。

さらにもっと遡ると約200万年前、かつて人間の祖先は狩りをして食料を得ていた為、何日も食べられないなんてこともザラでした。

つまり1日3食どころか、1日に1食さえ食べられない日々が何万年も続きました。

約1万年前に、ようやく農耕をして穀物を貯蔵することで飢えからはある程度開放されました。

ですが人類が生まれてから現在までの時間を1日に例えると、農耕をするようになったのは23時58分になってからのことです

そして更に3食食べるようになったのは、23時59分50秒を過ぎてからです。

つまり人間の体は、1日1食でもやっていけるように設計されている。

だから1日3食食べている時点で、「太りやすい食事回数」になっているということです。

次々回のメールで1日の過ごし方をお伝えしますが、まずはこのことをぜひ覚えておいてください。

それでですね、大事なのはここからです。

1日1食でもやっていけたのは、人間が、食べたものを、脂肪として、体の中に蓄えることができるからです。

そして「空腹時」には、この蓄えた脂肪を、エネルギーに変えて、体を動かすわけなんですね。

ダイエットの時は、この「蓄えた脂肪をエネルギーに変える機能」が大切になります。

つまりもっと具体的にいうと、「体脂肪を分解するために空腹の時間が必要だ」ということです。

空腹を感じる時間があってはじめて、余計な脂肪が燃焼されるわけです。

よく消費カロリーが摂取カロリーを上回れば痩せるなんて言われていますが、そんな単純なものではないんですね。

きちんと「空腹を感じる時間」がないと、脂肪は燃焼してくれないんです。

ですから先に言っておきますが、今後は、おそらく今までの食事の量よりも確実に減らしてもらう予定です。

今の体重になった原因は、今までの食事の量が多かったということですので、量を減らしてもらうのは確実です。

ですから今までに比べて、空腹感を感じる回数も増えることでしょう。

ですがもしお腹空いた時には、「いま私の体の中で脂肪がボウボウと燃えている」と思ってください。

そう考えると、空腹を感じることが嬉しくなってきます。

お腹がグ~っと鳴った時には、「いま脂肪が燃えている」と思うと、空腹感がとても心地よくなってきます。

さて、今あなたは恐らく、これまで「睡眠」をとったり、「タンパク質」や「脂質」を摂るのは「余計な空腹感を減らすため」だって言ってたのに、なんだか「矛盾している」と思っているかもしれません。

ですがこれまでお伝えしたことは、「激しい空腹感」をなくして、「心地よい空腹感」を感じてもらう為に必要なことだと思ってください。

いくら「空腹感を感じている時に脂肪が燃焼している」と伝えられても、あまりに「激しい空腹感」を感じていたらどうなるでしょう?

「お腹すいた」「何か食べたい」という想いに、頭の中が支配されてしまいます。

そして恐らく実際に、なにかしら食べてしまうでしょう。

それではいつまで経っても痩せることはできません。

ですからそうならない為に、まずは「睡眠」や「タンパク質」「脂質」を摂ることを先にお伝え致しました。

よく「食事の量を減らしたのに体重が減らない」という人がいますが、それはこの「空腹時間を作らないから脂肪が燃焼してくれない」ことが原因の一つです。

なのでぜひ、1日の中で「心地のよい空腹感」を感じる時間を設けるようにしてください。

具体的なやり方は、次々回のメールでお伝えします。

さて、ここからは話題が変わりますが、前回のメールで少しお伝えした内容です。

つまり「主食」と「炭水化物」についてです。

お忘れかもしれないので、まずは前回の内容を抜粋してお伝えします。

お米やパンや麺類をはじめとした「炭水化物」に関しては、「主食」という呼ばれ方が誤解を招いていると思います。

「主食」と呼ばれるが故に、「必ず毎回食べないといけないもの」、それから「毎回の食事の中で一番多く食べなければいけないもの」と多くの人が思っています。

なぜそう思われているかというと、「炭水化物」が体を動かすための「エネルギー」だと言われているからです。

「体を動かすんだから、毎回食べなくちゃ」

それで実際に体を動かせばまだイイのですが、体を動かさない人も「毎回」「食事の中で一番多く」炭水化物を食べています。

では果たして、炭水化物が唯一の「体を動かすエネルギー」なのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。

三大栄養食の残りの2つである「タンパク質」も「脂質」も、実は体を動かすエネルギーになってくれます。
※それから「睡眠」もです

もう一度言います。

体を動かすエネルギーになるのは、「炭水化物だけではありません」。

そしてだからこそ、このダイエットの最初で「睡眠」と「タンパク質」「脂質」をとることの重要性をお伝えしました。

つまり、炭水化物を「毎回」「一番多く」食べる必要なんて、本当はどこにもないんですね。

ですが「主食」と呼ばれているが故に、多くの人が「炭水化物」と「おかず」に分けて考えてしまい。

炭水化物に何を食べるか?

おかずには何を食べるか?

・・・という発想で毎回の食事をしていると思いますが、本当は分ける必要なんてないんです。

また、分けるどころか、「とりあえず炭水化物を食べておけば食事をしたことになる」と思っている人も多いのではないでしょうか?

たとえばパスタ、うどん、そば、ラーメンなどの麺類です。

これらを食べる時って、食事の8割が炭水化物ですよね?

必ず食べなければいけないわけでもないし、必ず一番多く食べる必要もないのに、とりあえば炭水化物を食べておけば、食事したことになってしまう。

ちょっとだけ話しが変わりますが、以前ある国会議員が「日本はホームレスですら太った人がいるくらい裕福な国だ」という発言をしたことがありました。

発言の真意は知りませんが、この発言はある意味的を射ています。

アメリカなどでもそうですが、実は「貧乏な人ほど太っている」というデータがあります。

なぜそうなるかというと、てっとりばやくお腹を満たそうとすると、炭水化物が一番手ごろだからです。

たとえばあまりお金がない場合、コンビ二のパンやカップ麺だけで一食を済ませてしまうことがあります。

たしかに、それはそれでお腹が満たされますし、価格も安く食べた気になれる。

それがたまにだったらいいのですが、それが毎日毎食になるとどうなるか?

炭水化物とは糖質のことです。

「体は食べたものでできている」ので、糖質ばかりを摂り続けていたら、当然体は太っていきます。

これはなにも、ホームレスに限った話ではありません。

お金が十分にあっても、先ほど話したように『炭水化物を「毎回必ず」「一番多く」食べて』いたら、太るのは当然なんです。

繰り返しになりますが、「体は食べたものでできている」のです。

食事というのは食欲を満たす為の行為ではありません。

食事とは「自分の体の材料を選ぶ」行為です。

もし今の自分の体重体型、それから健康に不安があるのなら、それは「材料の選び方が間違っていた」ことになります。

そしてその為の提案の一つが、『炭水化物を主食扱いしない』ということです。

『主食扱いしない』を具体的にいうと、
「毎回食べる必要はない」
「一番多く食べる必要もない」
ということになります。

つまり結果的には、「炭水化物を今よりも減らす」ということです。

ただそうは言っても、ただ単に炭水化物を減らしてしまうと、それこそ体を動かすエネルギーがなくなってしまいます。

「糖質制限ダイエット」や「低糖質ダイエット」と呼ばれるやり方がうまくいかないのは、ただ単に炭水化物(糖質)を減らすだけで、その代替となるエネルギーを用意してないことが原因です。

ですからこのダイエットでは、きちんと先に「睡眠」と「タンパク質」「脂質」を摂っておくことをお伝えした上で、最後に「炭水化物」を減らす必要性についてお伝えさせて頂きました。

え~と、ここまで書いておいてなんなんですが、実は人間の脳というのは「否定形で憶えるのが苦手」です。

いまお伝えしたことでいうと「~しない」「必要ない」のことを否定形といいます。

ですから憶えやすいように肯定形でもお伝えしておきます。

この『炭水化物を主食扱いしない』
「毎回食べる必要はない」
「一番多く食べる必要もない」
を肯定形に治すと・・・

もし3食食べるなら、

「1食は炭水化物が多くてもよい」

「あとの2食はタンパク質を多く摂ろう」

ということになります。

もし2食にするのであれば、

「1食は炭水化物が多くてもよい」

「もう1食はタンパク質を多く摂ろう」

ということになります。

具体的には、「1日の過ごし方」の回で詳しくお伝えします。

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ダイエットインストラクター清水一成です。 2008年からダイエットの「やり方」と「その続け方」についてメールマガジンを通してお伝えしてきました。 痩せたい人やダイエットが続かない人の役に立つ、ダイエットの本当のところを配信していきます。

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